現場レポート | 植栽の工事

兵庫県三木市の日本食レストランの現場レポートをお届けします!

植栽工事は2日にかけて施工されました。
1日目は、高木を植えていきます。
根鉢が1m近い樹木もあったことから、一度植えてしまうと移動が大変なため、
どの位置に植えるか考え、テラスの骨格をつくる段階に、おおよその位置を決めておきました。
高木は道路からクレーンで吊り上げ、搬入、1本1本植えていきます。
現場でどう納まるのか毎回ドキドキしています。
パートナーの職人さんのお陰で、思い描いていた以上に素敵に納まりほっとしました。


緑に包まれて、気持ち良く食事をするために
2カ所のテラスの上は、木々の枝葉でやわらかく覆い、客席に木陰をつくります。
周囲の風景の殺風景さは常緑樹でやさしく隠し、
大きく手を広げたような大モミジ主木にして、落葉高木を十数本植栽しています。

2日目は、低木下草を植えていきます。
前日の中高木の位置、バランスをチェックして、カラタネオガタマはいい香りがするので、
テラスに近い位置に変更してもらって、全体にしっくりきたところで低木と下草の植栽です。
それぞれの植物が持つ役割や意味に沿って、配置を決めていきます。

香るもの、花が美しいもの、手に触れて欲しいもの、直線を際立たせるもの、テラスを浮いたように見せるためのもの…

あいにくの雨でしたが、植物を扱う者としては嬉しい雨。
植物たちがたっぷり吸収し、この土地の土に馴染み、この場所を気に入ってくれたら、お庭はもっとよくなります。

太陽が燦燦と照り付けるお庭なので、しっとりとした苔庭は諦め、強くて風情ある植物をセレクトしています。

オーナー様や職人さんとの楽しいひととき。
こちらのお店では、違うコンセプトの庭エリアの工事を進めています。そちらもとても楽しみです。
また進捗をレポートしていきたいと思います!

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